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 1年で、こんなに大きくなる
 写真で、上の小さいのが、今年、産卵されて、オタマジャクシから変態した子ガエルです(胴長6mm)。
 下の、大きいのが、昨年、生まれ、冬眠させて、越冬させた、ヒキガエルです(胴長67mm)。なお、冬眠は、昨年、11月に、家の外の土の中に埋め込んだ飼育ケースの中に入れて、4月初めまで、越冬させました。
 昨年、陸に上がった時は、上の子ガエル程の大きさしか、ありませんでした。1年で、約10倍の身長になりました(体重は、100倍でしょうか?)。
 親になると、150mm程度の大きさのヒキガエルもいますので、まだまだ、大きくなります。

 ヒキガエルは、日本の在来のカエルの内では、もっとも大きい種類のカエルです(地方によっては、アメリカから来た、ウシガエル、別名、食用ガエルという、もっと大きくなるカエルも住んでいます)。
 ヒキガエルは、トノサマガエルなどの他のカエルより、オタマジャクシの時代は小さいのが、特徴です。
 しかし、オタマジャクシから、変態してカエルになるまでの期間は、他の種類のカエルに比べて、短いようです(先に産卵された、他の種類のカエルのオタマジャクシの方が、足が生えるのが遅い)。
 小さく産んで、早くカエルに変態し、大きく育つのが、ヒキガエルの生き残り作戦のようです。

 なお、標高が高い山地での産卵時期は、平地より1カ月以上、遅れます。
 標高が高い産地で産卵するヒキガエルのオタマジャクシの方が、平地で産卵するヒキガエルのオタマジャクシより、成長が早い印象があります(エサや水温により、成長に要する期間が違ってしまうので、断言は出来ません)。

 1匹のヒキガエルの雌は、2000個以上の卵を産卵するそうです。
 しかも、12月の初めから、翌年の4月の初めまで、約4カ月間、冬眠した後、冬眠から覚めた直後に、産卵します。
 冬眠中は、絶食していたわけですから、ヒキガエルの生命力は、驚異的です。

 私の檀家の御寺の池には、毎年、沢山のヒキガエルの卵が産みつけられます。
 成長した沢山のオタマジャクシが、空気を吸うために、水面を垂直の姿勢で、身動きできずにひしめいて泳ぐ姿は、地獄の様相です。

 これだけ沢山のオタマジャクシが産まれても、親になるまで成長できるのは、わずかだと言われています。
 自然の掟は、厳しい。

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