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 死にまね行動

 動物が、敵などの危険に遭遇した時の行動パターンには、「攻撃」、「逃避」に加えて、「死にまね行動」が見られます。
 小さなヒキガエルを仰向けにして、胸の部分を軽く圧迫すると、写真のように、動かなくなります。
 これは、一種の催眠状態とも考えられています。

 ヒキガエルは、眼の前を動くエサしか、捕食しません。どうやら、動くエサしか、視覚情報で認識出来ないようです。
 ヒキガエルが、創造された時代は、他の生物も、動かない対象は、視覚情報で認識出来ない仕組みになっており、敵の脅威にさらされた時に、「死にまね行動」をとることで、敵に認識されなかったものと思われます。
 動かない対象は、視覚情報で認識出来ないというのは、人間の眼にも、当てはまるそうです(注1)。人間や動物の眼は、対象の動きの微分情報を認識しているのだそうです。

 人間でも、精神的な苦痛を伴う場面に遭遇すると、「解離」と言って、普通の意識と異なる「トランス状態(変性意識状態)」になって、別人格が現われることがあります。

 注1:反対に、例えば、顕微鏡を覗いている時のように、一つの物体を続けて注視していると、眼は、その物体の色の感度が下がり、色だけではなく、形も見えなくなって来ます。また、その際、相対的に反対色(補色)の感度が上がり、眼を物体からそらすと、残像が残ります。

 また、人間の網膜には、赤色、緑色、青色を吸収して検出する、錐体細胞が存在します。
 例えば、赤色+緑色=黄色ですが、眼に、黄色の光が入ってくると、赤色を検出する細胞と、緑色を検出する細胞とが反応して、脳の内で、黄色として、統合するそうです。

 なお、人間は、赤色、緑色、青色の3色ですが、4色を検出する猿も、いるそうです。カエルの眼も、人間と検出する色が違えば、私たちと違うように、この世を見ているのかも知れません。

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