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 小児科疾患

 乳幼児は、口はあっても、植物と同様に、自分の体調の不良を、言い表せないことが多いです。
 病気の時に、表情や動作などに現れる、特徴的なサインを、見逃さないことが大切です。
 母親など、家族の方にも、理解し易いように、特徴的な発疹を来たす疾患(麻疹、水痘など)の症例写真を、HPに掲載して見ました。
 また、特徴的な咳を発する疾患(百日咳や、仮性クループや、気管支喘息)の咳の音を、HPで聞くことが出来るように、設定しました。

 水痘::感染したウイルス(VZV)は、終生、体内に、潜伏感染する。
 単純ヘルペス:単純ヘルペスウイルスは、ヘルペス性歯肉口内炎、帯状疱疹様の発疹、ヘルペス脳炎を起こすこともある。
 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎):無菌性髄膜炎、難聴などの合併症。予防接種に関して。
 麻疹麻疹は、発熱してから、発疹が現れて36時間後の間、感染力が強い。
 
EBウイルス:EBウイルスは、Bリンパ球を形質転換させ、不死化させる。
 クラミジア感染症:トラコーマクラミジアは、母親から、新生児・乳児に感染し、肺炎クラミジアは、ヒトからヒトへ、咳嗽により、感染する。
 Occult bacteremia:乳幼児が、高熱を出している時には、敗血症が潜在していることがある。
 溶連菌感染症:咽頭痛、発熱、猩紅熱型の発疹(紅斑様発疹粟粒大丘疹)、苺舌が現れ、後に、腎炎やリウマチ熱を併発する。
 溶連菌感染症の扁桃腺所見:口蓋粘膜が発赤し、周囲が輪状に出血した小丘疹(出血性濾胞状口内疹)が、多数現れることがある。
 猩紅熱:溶連菌が産生する毒素により、粟粒大の小丘疹と、皮膚全体の紅斑や浮腫性腫脹を特徴とする発疹や、苺舌が現れる。
 A群溶血性連鎖球菌が産生する毒素:溶連菌は、M蛋白、C多糖体などを細胞壁有していたり、発赤毒素などの毒素を産生する。
 中耳炎−細菌に対する免疫−:2歳までは、肺炎球菌、インフルエンザ菌に対する免疫力が、弱い。
 喀痰のグラム染色:錆色の膿性痰は、肺炎球菌による肺炎で、認められる。
 ■RSウイルス感染症:RSウイルスは、乳幼児の細気管支炎を発症させる。
 インフルエンザ:黄色ブドウ球菌は、インフルエンザウイルスの感染力を高める。
 タミフル:同居している65歳以上の老人には、抗インフルエンザ薬のタミフルを、予防使用出来る。
 インフルエンザ脳症:非ステロイド性抗炎症剤は、TNF-αの産生を増強させる方向に作用する。
 急性壊死性脳症:脳内小血管の血管透過性が亢進し、血管周囲へ、血漿などが漏出し、血管周囲の脳組織が、浮腫や壊死に陥る。
 ライ症候群:インフルエンザや水痘で発熱した後に、嘔吐で急性脳症を発病する。アスピリンとの因果関係あり。
 ミトコンドリア脂肪酸酸化異常症(FAOD):脂肪酸が分解されず、肝臓や筋肉などで、脂肪変性が生じる。
 低酸素性虚血性脳症と脳室周囲白質軟化症:仮死は、脳性麻痺の主な原因ではない。
 アセトン血性嘔吐症:顔色不良になり、頻回の嘔吐や、コーヒー残渣様の吐物が見られ、酸っぱい様なアセトン口臭になる。
 経口補水塩(ORS):急性下痢症の脱水には、経口的に、Naやブドウ糖を含む液を飲ませる。
 ロタウイルス胃腸炎:ロタウイルス胃腸炎では、下痢便は、黄色〜白色になり、酸味の強い発酵性の臭いがする。
 腸管出血性大腸菌:腸管出血性大腸菌のO157は、ベロ毒素を産生し、血便、強い腹痛などを来す。
 溶血性尿毒症症候群:ベロ毒素により、腎臓に微小血栓が作ら、血小板減少、貧血、腎不全が起こる。
 播種性血管内凝固症候群(DIC):微小血栓が形成され、臓器の機能不全や出血傾向が見られる。
 SIRS(全身性炎症反応症候群):敗血症や手術後に、多臓器不全が起こる。
 アトピー性皮膚炎:グルコシルセラミド(脂肪酸等から構成される)の代謝異常により、皮膚セラミドの含量が、低下している。
 Bartter症候群:尿細管のNa+-K+-2Cl-共輸送体に異常があり、NaClが、再吸収されない。
 消毒薬:採血などの医療行為は、皮膚消毒で死滅しない、毛嚢内の細菌を、血管に押し込む危険性が伴う。
 母乳新生児は、母乳栄養児の方が、人工栄養字より、感染症に、罹患しにくい。
 乳児の臍の病気:臍ヘルニア(出べそ)は、自然治癒するが、放置せずに、綿球固定して治療する方が良い。
 乳児の肛門の病気:肛門周囲膿瘍は、膿瘍部分をマッサージして膿瘍腔内の膿を肛門側に排出させるようにする。

 熱中症:熱射病では、欝熱により高体温になるので、感染症の発熱と異なり、筋肉の震え、悪寒は、見られず、皮膚は、発赤する。
 百日咳:百日咳では、コンコンコンコン→ヒューと、特有の咳発作が、特に、夜間、見られる。
 百日咳特有の咳発作(録音テープ):実際の百日咳の患児の咳き込んでいる時の音を、聞くことが出来る。
 仮性クループの音(録音テープ):仮性クループでは、独特の犬吠(けんばい)様咳、嗄声(させい)が、吸気性呼吸困難が見られる。

 気管支喘息の発作の音(録音テープ):気管支喘息の発作時には、呼気性喘鳴(wheezing)が聞かれ、呼吸困難になる。
 疾患説明文:小児科感染症などの、説明文(禁無断転載)。
 予防接種説明文:小児科領域の予防接種の説明文(禁無断転載)。


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