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 三種混合予防接種(第I期定期接種)

 三種混合予防接種では、DPTワクチンを接種することで、ジフテリア(D)、百日咳(P)、破傷風(T)の三つの病気を予防出来ます。百日咳は、乳幼児期に罹患すると重篤になりますので、生後3カ月を過ぎたら、早く予防接種を受けましょう。
 DPTワクチンの接種方法ですが、生後3カ月〜7歳半の期間(標準的には生後3〜12カ月の期間)に、まず、3〜8週間隔で3回接種します(初回接種:接種間隔が8週以上開いてしまった場合も、最低2回接種を受けて下さい)。さらに、6カ月以上開けて(標準的には初回接種終了後、12カ月以上18カ月未満の期間)、もう1回接種します(追加接種)。
 予防接種を受けた当日は、激しい運動は避けて、体力が消耗しないよう、気をつけましょう。
 副反応として、DPTワクチンの接種回数が増すにつれて、接種後1週間以内に、注射部位に赤い腫れ(発赤腫脹)、しこり(硬結)等が出来ることが多くなります(40%程度)。肘を越えて腕全体が腫れる場合には受診して下さい。赤い腫れは3日程度で消失しますが、しこりは、数カ月間残ります。時に、接種後3日以内に、発熱(1%以下)したり、発疹が現れたり、不機嫌になったりすることもあります。その他、急性血小板減少性紫斑病(鼻出血が現れる)、脳症(四肢麻痺、意識障害)、痙攣(接種直後〜数日後)等の副反応が現れることがあります。
 今回使用したDPTワクチン液には、ゼラチン(強いアレルギー症状を来たすことがある)や、チメロサール(エチル水銀化合物)は含まれていませんので、安全性は高いです。DPTワクチンは、不活化ワクチンなので、接種後1週間開ければ、他の予防接種を受けることが可能です。、
 
 (2007年度版:無断転載を禁じます)
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