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 オタマジャクシはカエルの子
 ヒキガエルのオタマジャクシです。
 エサは、茹でたタンポポの葉が、好きなようです。

 オタマジャクシの成長を見ていると、食べたエサの量より、体が大きくなる印象が、あります。
 しかも、食べられたエサは、全てが消化される訳でなく、緑色の便となって、排出されます。
 また、オタマジャクシは、1日中、動き回っているので、消費されるエネルギーも、結構あるはずです(変温動物なので、基礎代謝量は、少ないでしょうが)。

 人間でも、パプア・ニューギニアの住民が、サツマイモを主食にしていて低蛋白食なのに、たくましい筋肉を保てるのは、Klebsiella aerogenes と言う菌が腸内にいて、空気中の窒素を固定して、蛋白質を供給しているからだそうです。
 オタマジャクシも、不思議な方法で、栄養を得ているのかも知れません。

 自然においても、ちょっとした雨の後の水溜りに産卵されたオタマジャクシを見かけます。
 また、隣の家では、ここ、数年、石の窪みに出来た、小さな池に産卵されます。特に、エサを与えなくても、成長して、カエルになります(エサを与えて飼育したオタマジャクシよりも、成長は遅れますが)。
 どうも、ヒキガエルのオタマジャクシは、たいした栄養がなくても、成長できるようです。

 オタマジャクシに、植物性の餌(ホウレンソウ)を与えた場合と、動物性の餌(イトミミズ)を与えた場合とで、成長を比較した実験があります。
 植物性の餌を与えられたオタマジャクシの方が、腸が2倍以上も長くなり、大きな体に成長しました。

 動物の体内では、アミノ酸の代謝に伴い、アンモニアが、発生して来ます。アンモニアは、アルカリ性で、強い毒性を、有しています。このアンモニアを、人間のような哺乳類は、尿素回路で、中性の尿素にして、排泄します。しかし、鳥類や、爬虫類は、尿酸の形で、排泄するそうです。そして、カエルのような両生類や、魚類は、アンモニアの形のままで、排泄するそうです。

 「ヒキガエルは、産まれた池の水の臭いを覚えていて、産まれた池に産卵に戻る」旨、放送大学の専門家が話していた記憶があります。
 しかし、ヒキガエルは、そんなに賢くなくて、どこでも水溜りがあれば、産卵してしまうのだと、私には、思われます。

 オタマジャクシの足(後ろ足)は、徐々に伸びながら生えて来ます。
 しかし、手(前足)は、胸の膨らんでいた場所から、急に飛び出て来ます。すなわち、手は、皮膚の下で形成され、左手は、左胸にある出水孔から飛び出し、右手は、孔がないので、皮膚を突き破って、出て来ます。

 手が生えたオタマジャクシは、もはや、タンポポの葉を食わなくなり、陸上の生活に対応するために、尾が短くなり、口の形も変わって行きます。 

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